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舌下免疫療法

舌下免疫療法とは?

①アレルギー性鼻炎とは?

舌下免疫療法

鼻は呼吸をするときに空気が最初に通る場所です。そのため空気中の「ゴミ」を鼻の中の粘膜に付着させて、肺の中にゴミが入らないようにする機能があります。また、ゴミの中に含まれる細菌やウイルスから身体を守るために、鼻の粘膜には高い防御機能が備わっています。例えば、くしゃみや鼻水でゴミを身体の外に出したり、鼻を詰まらせてゴミが入らないようにしたりします。それ自体はとても大切な機能なのですが、ときに過剰反応を起こしてしまうことがあります。これがアレルギー性鼻炎です。
日本人のアレルギー性鼻炎の2大原因はスギ花粉とハウスダスト(家の中のホコリのことで、ダニの糞や死骸が主な成分)です。スギ花粉症の方はスギ花粉の飛散する2〜5月頃に症状が出ます。ハウスダストアレルギーの方は一年中症状が出ますので、通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。
残念なことに、一度アレルギー性鼻炎を発症してしまうと自然に治ることは少ないことが分かっています。また最近では、小さなお子様のうちから発症する患者さんが増えていて、大きな問題となっています。とくにダニやハウスダストのアレルギーは気管支喘息の原因となることがあり、注意が必要です。

②アレルギー性鼻炎の治療は?

まず、アレルギーの原因物質(アレルゲンと呼びます)が鼻の中に入らないように気を付けることが大切です。スギ花粉症の方は花粉が飛ぶ時期にマスクをすること、通年性アレルギー性鼻炎の方はこまめに掃除をすることが大切です。その上で、症状を緩和させるお薬を使います。患者様一人一人の症状や鼻の中の状態、ライフスタイルに合わせて、飲み薬や点鼻薬、点眼薬を組み合わせて調整します。ただこれらはあくまでも症状を楽にする治療であり、アレルギーを根本的に「治す」治療ではありません。

③免疫療法とは?

いわゆる免疫療法とは、身体の免疫機構を調節して病気を改善させる治療です。
「免疫療法」をインターネットで検索すると「がん免疫療法」がでてきます。がんの場合は免疫が相対的に弱まっているので、がん免疫療法では免疫を強化することを目標とします。一方、アレルギーの場合は免疫が過剰反応していますので、免疫を抑えることを目標とします。同じ免疫療法といっても、がんとアレルギーでは全く正反対のことを目指します。

④アレルギー性鼻炎に対する免疫療法ではどんなことをするの?

アレルギー性鼻炎に対する免疫療法では、症状が起きない位ごく少量のアレルゲンを身体の中に入れて、少しずつ身体を慣らしていき、徐々に量を増やしていって、最終的にはたくさんの量が入っても症状が出なくなるようにします。少し難しい話になりますが、身体の中の免疫を抑制する細胞(制御性T細胞といいます)が増えてくることが関係していることが分かってきました。
以前はアレルゲンの投与を注射で行っていたのですが、舌の下にアレルゲンを入れる(舌下投与)方法でも効果が出ることが分かり、2014年からスギ花粉症に対する舌下免疫療法が保険適応となりました。現在は、ダニに対する舌下免疫療法も保険で行うことができます。

⑤免疫療法の効果と副作用は?

残念なことに全ての患者様に効果がある治療法ではありません。およそ5人に2人の患者様にはとても効果が出て、薬が必要なくなったり量が減ったりしてとても喜んで頂けます。残りの3人のうち2人の患者様は薬が必要ですが症状は緩和されます。しかし、残りの1人の方にはほとんど効果が出ません。治療前に効果を予測することはできませんし、実際に効果が明らかになるまで最低でも2年は必要です。また症状が一旦なくなっても免疫療法をやめると再度症状が出ることもあり、とても良く効いている患者様でも最低3年は続けて頂いた方がよいと思います(いつまで続ければ良いかはまだはっきりとは分かっていません)。
注射による免疫療法では稀にアナフィラキシーショックというとても恐い副作用の可能性がありましたが、舌下免疫療法ではアナフィラキシーをほとんど認めません。念のため、初回投与時は舌下投与してからしばらくは院内で経過観察を行います。その他の副作用としては、口の中が痒くなったり腫れたりすることがあります。身体がだるくなったり、少しドキドキしたりすることもありますが、ほとんどの患者様は治療の経過とともに副作用はなくなります。スギ花粉に比べてダニの方が若干副作用が出やすいと言われています。

⑥免疫療法はどんな方にお薦めなの?

免疫療法は必ず効果が出る治療ではありませんし、治療期間も長期になります。しかし、アレルギー性鼻炎を根本的に治せる可能性のある唯一の治療法ですので、現在強い鼻炎症状で苦しんでいる方や薬を減らしたいと考えている方、眠気などの薬の副作用が強い方、数年後に受験を控えている学生の方の中で、根気よく治療を継続できる自信がある方にはお薦めします。また、お子様の場合はこれからの長い人生を考えると早いうちに開始しておくと良いと思います。
特にダニによる通年性アレルギー性鼻炎のお子様は、気管支喘息を発症しやすいとの報告もあり、早いうちに舌下免疫療法を検討しても良いと思います。(ただし、すでに重症喘息を発症している場合は適応になりません。)

⑦治療の適応条件

スギ花粉およびダニが原因のアレルギー性鼻炎の方が治療の対象となります。治療開始前に採血検査を行います。お子様の場合5歳位から治療可能となることが多いです。
妊娠中または近いうちに妊娠希望の方、重症喘息の方、重い心臓病の方、癌の治療中の方、ステロイドや免疫抑制剤を使用している方、一部の高血圧薬を服用されている方は治療の対象から外れます。

⑧費用は?

3割負担の方でしたら、治療開始前に検査等も含めて5000円程度がかかり、治療中は1カ月あたり2,000円〜2,500円程の負担となります。1年間では30,000円〜35,000円の負担になります。もし効果が出ればその他の薬を減らすことができ、負担を軽減できる可能性もあります。

⑨治療を行いたい場合はどうすれば良いの?

全ての医療機関で舌下免疫療法を受けられる訳ではありません。こちらを参考にして通いやすい医療機関を探してみて下さい。当院でも開院後の5月から受けられます。
開始時期について、ダニの治療はいつからでも始められますが、スギ花粉に対する免疫療法はスギ花粉飛散期を避けて、6〜11月に開始する必要がありますのでご注意下さい。

⑩舌下免疫療法を受けられる患者様に院長からのお願い

どちらの治療も安全に治療を行うために定期的な通院が必要です。開始直後は1〜2週間後に受診して頂きます。安定期に入りましたら、1カ月に1回の受診になります。治療は毎日欠かさず、2年以上行って下さい。その上で、5人に1人は効果が出ません。このような治療であることをご理解頂いた上で治療を開始して下さい。根気の必要な治療ですが、とても達成感のある治療でもありますので、一緒に頑張っていきましょう。

とねり耳鼻いんこう科・アレルギー科

院長
國井 直樹
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東京都足立区舎人1丁目
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診療科目
耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

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